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PRODUCT BY T L C
TOKYO LAST CRAFTSMEN
HIDDEN STORY
EPISODE 01 初代
初代は戦前、東京の眼鏡フレーム製作所での修行を積み、セルロイド加工の技術を学び、眼鏡フレーム製作の熟練技術を身につけました。戦後、初代は東京の足立区に一人で工房を構え、独立を果たします。初代が手がけた小さな工房と機械工具類は現在も息づき、時間を感じる傷跡と工房の匂いが残り、現在もそのまま使用しています。
高度経済成長期において、眼鏡業界も大きな変革を迎えます。大量生産・大量消費・輸出拡大に伴い、初代の工房にも多くの仕事の依頼が舞い込みましたが、裕福とは言い難い状況でありながらも、手仕事による眼鏡フレーム製作にこだわり続け、江戸職人文化と伝統を守りながら、工房を守ってきました。
昭和中期頃までは東京に多くの江戸職人と製作所が存在していました。東京の都市計画、後継者不足などの時代背景に押され江戸職人と製作所は減少していきます。今は殆ど知られていませんが、東京の眼鏡職人も同じ道をたどり、眼鏡フレーム製作所や眼鏡職人たちにとって重大な課題でした。多くの同業者が姿を消す中、初代は工房を守り抜くために努力し、東京の変貌に適応し、問題に立ち向かいながら、初代の工房は時間を刻んでいきました。
初代の努力と遺産は親から子へ引き継がれました。二代目は新しい時代に対応しつつも、初代の技術や伝統を守り続け、その歴史は未来へと続いています。初代と二代目の連綿とした努力と情熱が、今もなお眼鏡フレーム製作に息づいています。
EPISODE 02 COMMING SOON
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